開催内容 開催内容
第3回家族介護教室 平成8年3月22日(土)
「健康な生活は歯から」 柳瀬歯科医院 柳瀬良重先生
「当施設における献立の工夫」 第二老健 栄養士他

口腔の清潔を保つためにはブラッシングが一番良い方法ですが、意識障害や口腔粘膜に損傷がある場合等、ブラッシングが困難な場合には、介護者が口腔清掃を行います。講演では、その方法から注意する点などを資料を用いて説明していただきました。

第4回家族介護教室 平成9年7月19日(土)
「突然のけが・病気の処置方法」 豊明消防署

突然のけがや病気におそわれたり、遭遇したりした場合に、どういう処置を行われなければいけないのかを、資料や実践も交えながら説明していただきました。

  • ≪参加者の声≫
  • ・大変勉強になった
  • ・映像では今までに何度も見たが、直接目に触れることができ、大変良かった
  • ・家族の方にも参加できる場があり、良かった
  • ・聞くとやるとではかなり違うことを痛感した
  • ・実技が充実していて有意義だった
第6回家族介護教室 平成10年12月5日(土)
「介護保険制度について」 西尾保健所長/端谷毅先生

介護保険制度のしくみについて理解が深まるよう資料を用いて説明していただきました。

  • ≪参加者の声≫
  • ・話を聞く機会がもっとあったらと思う
  • ・いい話を聞かせてもらった。「大切な人」の意味も分かった
  • ・少しずつ分かったような気がした
  • ・時間がなくて流れをすべて聞けなかったのは残念
  • ・自分たちももっと勉強しなくては…
  • ・保険制度が開始され負担金は少なくなるが、介護する側、される側が心に余裕を持てたらと思う
第7回家族介護教室 平成11年9月25日(土)
「介護保険制度について」

平成12年4月から実施される介護保険制度に伴う施設利用者、訪問看護利用者の方々に対して、介護認定、ケアプラン等、介護保険制度に関して説明していただきました。

  • ≪参加者の声≫
  • ・制度の概念は理解できたが、不確定な部分も多く、不安が残る
  • ・6ヶ月毎の申請に対して不安が残る
  • ・制度導入後も今まで通り老健に入所できるか心配
  • ・住居と老健(当施設)との市が異なる場合、申請はどうなるのか
第8回家族介護教室 平成12年3月18日(土)
「介護保険制度について」 名古屋市民生局介護保険準備室
早瀬比文先生/秋山智先生

平成12年4月から実施される介護保険制度。全体のしくみからサービス利用に役立つ知識等、介護保険についてわかりやすく説明していただきました。

第9回家族介護教室 平成13年3月10日(土)
「在宅復帰後のよりよい家庭介護」
  • ≪参加者の声≫
  • ・お世話くださっている皆様方のご苦労がよく分かりました。ありがとうございました。
  • ・講習会に出て手際のよさ、コツがわかったのでよかった。
  • ・本人の状態にあった介助のコツをつかむことが安全のためにも大切であると思いました。
  • ・家族介護教室は多くの方が受けられるとよい。
  • ・今まで自分の考え方で行っていた。基本をきちんと勉強できてよかった。
  • ・介護される側の立場も分かった。
第10回家族介護教室 平成14年
「床ずれや拘縮を防ぐために」
  • ≪参加者の声≫
  • ・全てが新鮮で大変参考になりました。どんな質問にも親切にお答えいただきました。
  • ・帰宅したとき、活用したいと思います。
  • ・自分でやってみても分からなかったことが、いかに大変な事か分かりました。
  • ・見ると聞く事の違いが分かりました。
  • ・具体的にお聞きできて良かったです。
  • ・どんな場合でも腰を使わず、足をうまく使う事がわかりました。
  • ・今後はマニュアルに沿って実施したいと思います。有意義でした。
第11回家族介護教室 平成15年7月12日(土)
「知っておきたい高齢者の体の変化」

食事介助にあたって、どれだけの障害があるか確認しておくことが大切です!

  • ◎視力が低下する
    →食器の並べ方を同じに。魚の骨を取り除く等の配慮。
  • ◎歯が少なくなる
  • ◎唾液の分泌が減少する
    →飲み込むのが難しくなるため、水分補給が大切。
  • ◎味覚が低下する
    →濃い味を好むようになるため、味付けに工夫が必要。
  • ◎のどの「かわき」を感じにくくなる
    →脱水を起こしやすいため、定期的な水分摂取が必要
  • ◎飲み込む力が低下する
    →「誤燕」に十分注意が必要。
  • ◎上肢・手首の力が低下する
    →できるだけ自分で食事ができるよう工夫(自助具等)
  • ◎消化液の分泌が減ってくる
    →一度に多く食べられないため、食事の内容に配慮
  • ◎大腸の動きが悪くなる
  • ◎痴呆による変化
    →食物以外のものを口に…。注意して見守ることが大切。
第11回家族介護教室 平成15年7月12日(土)
「高齢者のための食生活指針」

<厚生省が掲げる食生活指針>

①低栄養に気をつけよう
体重低下は黄信号
②調理の工夫で多様な食生活
何でも食べよう。だが、食べすぎに注意
③副食から食べよう
年をとったら、おかずが大切
④食生活をリズムに乗せよう
食事はゆっくり欠かさずに
⑤よく体を動かそう
空腹感は最高の味付け
⑥食生活の知恵を身につけよう
食生活の知恵は若さと健康作りの羅針盤
⑦おいしく楽しく食事をとろう
豊かな心が育む健やかな高齢期
第11回家族介護教室 平成15年7月12日(土)
「食事作りの基本・たのしい雰囲気」

高齢者のための食事づくりで配慮することは…

・消化吸収のよいものをバランスよく
やわらかく消化のよい食品と調理方法の工夫
・ごはんだけでお腹いっぱいにしない
いろいろな副食を少しずつ
・食物繊維をとる
根菜・豆・ひじきなど適量の食物繊維を!
・肉の脂身を控える
調理に使用する油はサラダ油のような植物性油に
・うす味を心がける
酢や香辛料を使って、味を補う工夫
・季節感あるメニュー作りを
旬の食材をうまく利用
・食事は楽しい雰囲気作りを
だんらんを楽しみながら食事しましょう
第11回家族介護教室 平成15年7月12日(土)
「体調に合わせた食事作り」

体調が悪いときこそ食事に工夫を!様子を見て医師の診察を受けましょう。

●食欲がないとき
口当たりがよく飲み込みやすい、適度な酸味や辛味のきいた料理を。
長く続くときは医師の診察を!
●便秘のとき
しっかり水分補給
根菜・芋・豆・ひじきを多めに腹部の軽いマッサージも効果的
●下痢のとき
砂糖湯や番茶などをこまめに飲む。とまったら、おかゆや湯豆腐などを少しずつ食べる。
硬い野菜・柑橘類・炭酸飲料は禁物。
発熱や血便がある時は医師の診察を!
●吐き気があるとき
あまり気にせず安静に。水分補給。
プリン・ヨーグルト・野菜ジュース等さっぱりとして食べやすく栄養がとれるものを選びましょう。
●熱があるとき
一番に水分補給。
口当たりのいいもの、温かいおかゆなどで栄養とエネルギー補給。
第11回家族介護教室 平成15年7月12日(土)
「6つの基礎食品群」
食品の種類 主たる栄養素
血や肉を作り、骨や歯を丈夫に 第1群 肉・魚・卵・大豆製品 たんぱく質
第2群 牛乳・小魚・海藻 カルシウム・ミネラル等
体調を維持する 第3群 緑黄色野菜 カロチン
第4群 その他の野菜・果物 ビタミンC
エネルギーを作り出す 第5群 米・パン・めん・いも 糖質
第6群 油脂 脂質
  • ・たんぱく質 … 体の組織を構成
  • ・脂質(脂肪) … エネルギー源
    (動物性:豚脂・牛脂・バター/植物性:マーガリン・ごま)
  • ・糖質(炭水化物) … エネルギー源
  • ・ビタミン … 体を維持する栄養素
  • ・ミネラル … 体のバランスを整える
第11回家族介護教室 平成15年7月12日(土)
「飲み込みにくい食品-意外に水」

飲み込みにくい食材でも、工夫しだい!

  • ①乾いていて、硬く、パサパサしたもの
  • ②粘りが強く、粘膜にくっついてしまうもの
  • ③いろいろな性状(水分と固形分等)が混ざっているもの
  • ④つるつるして滑りやすいもの

【飲み込みにくい食品】
せんべい、カステラ、りんご、とうもろこし、わかめ、こんにゃく、のり、餅、ほうれん草の葉、てんぷら、フライ、みず、具の入った味噌汁

第11回家族介護教室 平成15年7月12日(土)
「飲み込みやすい食品」
  • ①柔らかく、口の中でまとまりやすいもの
  • ②あまり粘りがなく、粘膜につきにくいもの
  • ③いろいろなものが混ざっていなくて、均一な性状のもの

【飲み込みやすい食品】
プリン、ヨーグルト、ゼリー、卵豆腐、茶碗蒸し、とろろ和え、桃、洋ナシ、あんかけ温野菜等

飲み込みやすいか確認。適量の食品を舌の上にのせて噛まないで、口の後ろへ送り込み、スムーズに飲み込めればOK!

第11回家族介護教室 平成15年7月12日(土)
「食べやすくするポイント」

1日4~5回に分けて、色どりをよく。
自分で食べられる工夫を。

①食べやすくするポイント
・小さく切って柔らかく調理
・適当な水分があり、なめらかな状態で飲み込みやすく
むせずに食べやすい料理(とろみをつける)
②少量でも十分な栄養と水分がとれるもの
・1日4~5回に分けて食べる工夫を
③五感を十分に味わえるもの
・見た目や彩りを鮮やかに
・食欲が出る盛り付けの工夫
④自分の手で食事をすること
・障害などで不自由でもスプーンやフォークを使って自分で…
・パンや寿司などは手で持って!
・焼き海苔はもみのりにして使う
第11回家族介護教室 平成15年7月12日(土)
「献立プランの考え方」

主食・副食(おかずの主菜、付け合せ)を組み合わせて食べましょう。

●主食
ご飯が食べられないときは、イモ類・柔らかい煮豆で代用しましょう!
ご飯、めん類、パン
●おかずの主菜
肉類(薄切りやひき肉に)、魚介類(たこやいかはすり身などに)、卵、大豆製品(嚥下障害の方は納豆に注意!)
●副菜
いも、野菜(根菜類は細かく切って調理)
●その他
きのこ、海藻類(飲み込みに注意)、乳製品
第11回家族介護教室 平成15年7月12日(土)
「高齢者に合った調理法別の工夫」

高齢者に合わせて、ひと工夫!

●煮物
野菜…ゆっくり煮込んで柔らかく
肉…繊維に対して直角にカット
ポイント:肉は片栗粉にまぶして煮る
●蒸し物
蒸すと水分も補えて食べやすくてOK
●焼き物
火は通しすぎないように!
ポイント:アルミ箔などで包んで焼く
●揚げ物
衣が固いと食べにくいので揚げ煮に!
ポイント:揚げたあとラップにかけて電子レンジを使ってもOK
●炒め物
前もって柔らかく茹でてから炒める
●和え物
材料は小さく切って!
ごまはよくすりましょう。
●酢の物
酢はだし汁で薄め、材料は軽く茹でる。
ポイント:酢もサッと火に入れる。
●汁物
とろみをつける。
塩分の取りすぎに注意。
第11回家族介護教室 平成15年7月12日(土)
「さぁ、食べましょう」

介助にあたり、顔色や呼吸の状態はどうか、食事中の様子を注意深く観察しましょう。

・食卓を整え、自分で食べられるよう援助を
配膳は分かりやすいように、毎回同じように並べましょう
・食事内容を確認してもらう
見ただけではこれが何か理解できないことも…「今日の献立は○○です」と話しかけましょう
・ゆっくり確実に飲み込んでもらう
自分のペースに合わせてゆっくりと食べてもらう。
完全に飲み込んでから次の食物を口に…
・一口量の目安は?
最大でも「大さじすりきり1杯」を目安に…
水分も合間にとりましょう。
・食べる順序は?
固形物を食べる前にお茶や汁物をすすめます。
同じものばかり食べ続けないように、声かけを。
第11回家族介護教室 平成15年7月12日(土)
「肺炎を引き起こす誤嚥(ゴエン)」

誤嚥とは、食道から胃に入るべき食物が気管から肺に向かって入ってしまうこと

機械的誤嚥
飲み込むとき口の中の食物が食堂でなく気管へ入ってしまう

【予防策】
①意識状態がしっかりしていない時は食事をしない。
②誤嚥しにくい食事内容にする。
③食事のときの体位に注意する。
④食事中は気が散らないように配慮。
→口に入っているときは話しかけない。
→テレビをつけない。
⑤たくさん口に詰め込まない。
⑥自分のペースでゆっくり食べてもらう。

化学的誤嚥
口の中にいる細菌、胃液などが逆流して気管内に入ってしまう

【予防策】
①食後の口腔ケア(歯磨き等)をする。
②食後すぐによこにならない。
→少なくとも30分。できれば2時間程度。
③胃液が逆流を起こしやすい場合には、夜間も頭を15度くらい上げた体位で休む。

誤嚥性肺炎
誤嚥は、高齢者の死亡原因として高い割合をしめる肺炎を引き起こします。十分注意しましょう。

不顕性誤嚥
誤嚥しても、むせが起きないことがしばしばあります。

第11回家族介護教室 平成15年7月12日(土)
「食物がのどにつかえたときに」

食物がのどにつかえた時は、できるだけ早くつまった物を取り出さなければいけません。

【処置の仕方Ⅰ】
①患者の体を起こす。
②口を開けさせ、入れ歯をはずす。
③中へ指を入れて、食物をかき出す。
(必ず指を舌の上に置くことが大切。舌が奥に引っ込んでいることがあるため。)
【処置の仕方Ⅱ】
①患者の体を起こす。
②口を開けさせ、入れ歯をはずす。
③中へ指を入れ、背中をたたき、食物を吐き出させる。
【処置の仕方Ⅲ】
①患者の後ろを回って、体を前に倒すようにかかえる。
②両手で、胃のあたりを強く押して、食物を吐き出させる。
③中へ指を入れ、背中をたたき、食物を吐き出させる。

意識がなくなったり、呼吸困難になっている時は、処置を行いながら、ためらわず救急車を呼びましょう。
救急車が到着するまでに取り除かれていた人は9割が生存、救急車が到着してから取り除かれた人は3割のみが生存、というデータがあります。早急に取り除くことが大切です。

第11回家族介護教室 平成15年7月12日(土)
「介護教室に参加して」
  • ≪参加者の声≫
  • ・介護の仕方がよく分かりました。心を込めてすれば介護者の心も体も癒されると思います。
  • ・調理法を改めて見直す必要を感じました。
  • ・常に介護される側の気持ち、ペースに合わせて事を進めるべきだという事を教えられた。
  • ・普段気が付かないことが良く理解できました。
  • ・食の重要さが理解でき、有意義な教室でした。
  • ・介護食の知識、食事介助についての知識を分かりやすく説明していただきありがとうございました。
  • ・介助の時に食べるための説明や、食欲をそそるような言葉かけの重要性を感じました。
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